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茶道と抽出9 分 · 2026-03-08
濃茶の泡は立てない:薄茶の「きめ」と茶筅の本数
濃茶は粘度と固形分濃度が高く、茶筅の動きは「解す」に近い。一方、薄茶では細かな泡立ちが旨味の触感と一体になる。茶筅の穗数・硬さと、湯の硬度の相互作用を、茶室での実測メモから。
濃茶は茶筅で「解す」ことに近く、泡の立ちは不要とされる。粘度が高いため、茶筅の動きは碗底を這わせるようにし、かき混ぜすぎると澱が出る。
薄茶では茶筅の本数と硬さが、きめの細かさに直結する。湯が硬いと泡が粗く、軟水では細かいが持続が短い——水質は茶室でも再現性の変数として記録に値する。